2003年8月30日~9月3日:九州ツーリング1日目

2003年8月30日から5日間という短期間で高校陸上部時代の友人N君と一緒に九州にツーリングに行った時のお話し。

いきなりですが、いろいろとありえない旅でした。

九州出発初日からね。

 

前途多難なプロローグ

朝起きたんですよ、フェリーで南港から宮崎まで向かうんですが、出航は夜なんです。

時間もまだまだあるしゆっくり買出し等しながら準備する事にします。

 

と、その前に・・・

 

 

 

 

N君のバイクの納車です。

 

 

九州ツーリング出発の日です。

 

 

そんなやついませんよ。

 

 

N君は嬉しそうな顔で「有り得へん有り得へん」と何回も言ってます。

ムカついてきました。

 

 

さて、とりあえずバイク屋まで彼を後ろに乗っけるので約束の時間に彼を迎えに行きました。

準備もできていざバイク屋へ!!

 

 

 

・・・そこに1本の電話がきました。

何やら話し込んでいる模様。

 

 

電話終わりました。

 

 

 

 

 

ごめん、仕事入った

 

 

 

 

 

ハイ、有り得ません。

 

 

物を仕事先まで運ぶので1時間ほどで終わり、その後はバイク屋まで家の人に送ってもらってバイク乗って戻ってくるから悪いけど家で待機しといて。

 

と、言うのでここは渋々家に戻って準備してました。

 

1時間ほどして・・・

一通のメールが来ました。

 

 

 

 

 

迎えに来て

 

 

 

 

 

もう踏んだり蹴ったりです。

Kenはここで若干キレてます、もう完全なるパシリです。

とりあえず独りでキレてても物事は進まないので嫌々迎えに行き、無事納車も終わります。

 

そしていろんな店に買出しをし、家に帰ったらもう夕方。

雲行きも怪しいです。

 

一旦別れて各自準備し、N君がKenの家まで来ました。

けっきょく日程的に宮崎は無理なのでここでフェリーで大分に変更。

最終チェックも済み、出発しようとした途端、

 

 

 

無常にも雨が降り出します。

呆然とする俺ら。

しかし、小雨なので意を決して出発。

 

フェリー乗り場へ出発

高槻ぐらいで雨足が強くなり、管理人もカッパを着ます。

 

しかし、進んでるとだんだん雨はやんで来て何とか大丈夫っぽい。

渋滞に巻き込まれながらも必死の思いで南港に向かいます。

 

出航は21時なので20時半を目標に行ってましたが、一応南港に着いたものの、どこがフェリー乗り場かもわからず、探してる間にもう21時前です。

電話してもサービス終了してたのでけっきょくわからず、このまま神戸に向かう事にします。

 

乗る予定の船は 大阪南港 → 神戸 → 松山 → 別府 という航路です。

このまま引き下がれない我々はここから高速乗って22時半出航の便に間に合うように行きます。

 

要するに追いかけるんですよ、南港出発して神戸に向かってる船を。

でも、都会はようわからんですわ。

高速乗ってた間はかなり好調やったけど、降りた場所が間違ってたらしく、一旦降りて30分ぐらい同じとこグルグル周ってました。

とりあえず道のりを理解した我々は再び高速に乗り目的地に向かいます。

 

神戸に着いたものの、またどこがフェリー乗り場かわからないので

ちょうど警察署があったのでここで聞き込み開始。

 

そして無事乗り場も分かり、ダッシュで向かいます。

 

想定外の事態

乗り場に着いたのが22時前。

 

 

余裕やん。

 

 

しかし、ここで最も恐れていた事が現実となっています。

 

 

今日は8月30日(土)です。

 

 

夏休み最後の週末です。

 

 

とりあえず我々は切符売り場に行きます。

待合場には多くの人が出航を待ってます。

 

 

受付カウンターに行きました。

 

 

 

2等席2枚ください。

 

 

 

 

 

すみません、予約で満席なんですよ・・・

 

 

 

 

 

Σ(゚ω゚;≡;゚ω゚)

 

 

一瞬言葉が理解できませんでした。

 

 

とりあえずキャンセル待ちされますか?

 

 

何秒かわからんが二人とも呆然と立ち尽くしてます。

我に返ってとりあえずキャンセル待ちとしときます。

 

キャンセル待ちは当然順番があります。

もらった整理番号は9番と10番。

俺らの前に8人もキャンセル待ちの人々がいます。

 

正直もう諦めました。

 

途方に暮れてた管理人とN君は今日の寝床と明日からの予定を考えますが、そんな気になれません。

晩飯も食ってないから腹ペコです。

 

さて、どうしましょう・・・

 

そして出航間近となり、予約で乗船できる人が次々と乗船ゲートに行きます。

 

取り残された管理人とN君とその他数名。

 

ますます哀しい気分でもう半泣きでした。

 

 

運命のアナウンス

しばらくしてアナウンスが流れます。

 

 

 

本日は○○汽船をご利用いただき、まことにありがとうございます。

 

 

 

キャンセル待ちのお客様のご案内ですが・・・

 

 

一瞬間がありました。

 

 

実際にはほんの2,3秒だったと思いますが、何十秒もの永い時を経たように思いました。

 

 

というより、

 

 

やっぱあかんかったか・・・・

 

 

と、準備して帰ろうとしてます。

 

 

 

 

 

乗船の準備が整いましたので

受付にお越しください。

 

 

 

 

 

!!!!!!!!!

 

 

 

我々は正真正銘の日本人なはずですが

 

またもや日本語が理解できませんでした。

 

管理人とN君にはこう聞こえました。

 

 

 

ザ・ワールド!!

 

 

 

時よ止まれ!!

 

 

 

止まりました。ほんの一瞬ですが。

 

俺らはお互い顔を見合わせ信じられないような表情です。

はたから見てたらアホ丸出しですね。

 

周りの人が手続きを始めてるのを目の当たりにし、

 

 

そして時は動き出す・・・

 

 

もう速攻で手続き済ませましたよ。

で、愛車と共に乗船完了!!

 

無事乗船、そして宴会へ

そして部屋に案内されます。

 

2等なので20人ぐらいが雑魚寝できるぐらいの部屋です。

どうやらこの部屋はキャンセル待ちの人が集う部屋なんですが、

部屋のドアを開けました。

 

 

 

・・・・・・・・

 

 

 

女性が10人近くいました。

 

 

男性が1人もいません。

 

 

一瞬部屋を間違えたと思い、船員の方に聞きます。

 

う~ん・・・レディースデイじゃないのでたまたまですよ、たまたま(笑顔

 

もうどうしようかと思いましたよ。

 

しかも管理人の指定席番号の隣の人は若い女の子です。

ちょうど関西を旅して九州に帰るようです。

 

今日はこの女性の隣で寝ることになるのでちょっと焦ってます。

 

とりあえず荷物を置いて貴重品を持って風呂に行きました。

なんか今日は冷や汗ばっかかいてたので汗臭いです。

 

売店も営業時間少ないので軽く汗流す程度でスッキリ。

 

そして風呂からあがって売店で今日の晩飯(ドン兵)とビールをゲッツ。

レストランは閉店してましたが、席は自由に座ってみんなくつろいでるので我々は座って宴会を始めます。

宴会

 

宴会

いや~こんな嬉しい気分は初めてかも。

 

このまま乗船できてなかったらどこでの垂れ死んでたことだか。

いや、悪い事もありゃいい事もあるもんだね。

これも管理人の日頃の行いが良いおかげです。

 

このまま呑み、明日からのルートを決めつつ夜は更けていくのでした・・・。

 

 

夜中1時過ぎかな?Kenは寝転がってたらいつの間にか爆睡してました。

起きたらN君がいません。

 

部屋に戻って寝てます。

 

周りには2,3人ちらほらいますがもう船内は静まり返ってたので、Kenも部屋に戻って寝ることにします。

 

 

部屋に戻るとみんな寝てます。

何人か男性もいるようです。

 

さて、寝ようと思い寝転がるとちょうど顔の横に隣の女の子のお土産袋がバリケードとして置いてあります。

 

複雑な気分だったけど、おかげで寝ながらお互い顔を向き合う事はなかったので安心して寝られるけどね。

 

 

そしてKenは眠りにつきます・・・

 

 

本日の走行距離135.7km

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