北海道ツーリング2004 ~初日~

北海道ツーリング ~初日(2004年8月30日)~

ライダーの憧れの北の大地、北海道へ11日間かけてソロツーリングしてきました。

1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目
7日目 8日目 9日目 10日目 11日目  

初日は出発からフェリーで舞鶴港出航までのお話です。

 

ついにやってきた北海道ツーリング出発の日。

しかしそう簡単に行かせてくれないのが世の常。

今、自分は背水の陣の状況に陥ってるのだ。

北海道に行くには 3つの難関 を越えなければいけない。
まず1つめ。

 
出発の日にユーザー車検

 

これは去年、N君と九州ツーリングに行った時、出発日にN君がバイク納車というアホな話もありましたが、似た者同士ですね。

 

乗船券も購入済みだからなお更失敗は許されない。

 

そして2つめ。

フェリー乗り場、舞鶴までの道のり。

この日は 台風16号が京都直撃 という追い討ちをかけるような日で無事にたどり着けるかどうか。

 

そして3つめ。

これがもっともやっかいである。

ラスボスの台風16号、しかも 出航時刻と同時刻に直撃。

もう至れり尽せりである。

しかし、フェリー会社もなかなかのやり手で

欠航せず台風が通過後、出航する という事。

もし、今日が欠航だったらあと2,3日は予約でいっぱいな為、北海道上陸は週末になってた恐れが。
いやはや、末恐ろしい。

車検場でのバトル

まだ完全に車検対応になってない為、朝7時に起きて最終調整に入る。

と言っても残りはマフラーの音の調整とナンバープレートの下に付ける反射板の取り付けのみだが。

マフラーは所属してるバイクチームのまさひろに売ってもらったのだが

親切にもインナーサイレンサーに6つほどの穴を空けてくれたが為に音が大きい。

対策としては穴にボルトを付けただけ。

反射板は家にあった適当なステーで取り付け。

 

さて、これで準備万端。

これで車検通らなかったら港までさえ行けない。

 

そして車検切れのバイクで無事陸運局に着き、手続きを済ます。

検査場に行くとバイクが2,3台あったので後ろで待ちながら見学。

大掛かりな機械を使うのだが、見てたら至って簡単。

 

自分の番が来て指示通りに検査を進める。

メーター、ブレーキ、ウィンカー、光軸、全部機械検査はOKだった。

そして最後、検査官が排気量を調べるために長い棒をマフラーの中に入れたが問題無し。

ハンマーであちこち叩いて弛みがないか調べてこれも問題無し。

 

「よし、これで全てOKだー」

と思ってたら

 

検査官「もう1回ウィンカーつけてみて」

 

!?

 

やはり恐れていたことが・・・

 

わたくしのウィンカー、色があきらかに黄色なんですよ。

メーカー(以下「AD社」)にその場で問い合わせたら責任者が車検対応でだいじょうぶだとか。

Ken「貴社の発売してるディープスリットウィンカーを買った者ですが」

AD社「ありがとうございます」

Ken「この商品は車検対応してますか?」

AD社「聞いてまいりますので少々お待ちください」

1分ほど保留・・・

AD社「お待たせしました。こちら車検対応となっております」

Ken「ウィンカーの色、黄色なんですがいけます?」

AD社「はい、責任者がだいじょうぶだ と言っておりますので」

Ken「わかりました、ありがとうございます」

これが一連のやり取りである。

この時点で電話受付者の名前を聞き逃したのが失敗。

 

検査官の言うとおり、ウィンカーをつけて

検査官「明らかに黄色いですね・・・」

Ken「メーカーは車検対応してると言ってますが何か?」

そういうと検査官がゾロゾロ出てきて(と言っても3人だが)

みんな揃いも揃って「 黄色いなー 」と言い出す。

 

んなもん見りゃ 幼稚園児 だってわかるっちゅーねん!!

 

という事でウィンカーはダメと言われました。

いくらメーカーが良いと言っても検査のマニュアル(法律)上、黄色はダメという事で。

 

さて、どうしたかと言うとこのままじゃ北海道に行けないので

こういう事もあろうかと予測していたので準備していたオレンジ色のセロハンをウィンカーに付ける対策。

という事で、10分ほど時間をもらい(ちなみにオイラが最後で検査時間も過ぎてた)作業開始。

取り付け完了し、ウィンカーの色もオレンジ色になったとこでOKが。

これで北海道行きの門は開けた。

 

いざ、舞鶴港へ

帰りに必要な物を買い出し、かえって昼ご飯を食べて準備。

完了したのが16時ごろで出発が17時。

天候はいつ雨が振り出してもおかしくない。

最初はそのまま走ってたが、園部辺りでポツポツきたのでコンビニでカッパを着用。

荷物にもゴミ袋を。

何とかフェリー乗り場までは小雨程度ですんで良かった。

 

無事フェリー乗り場に着いたのが20時ごろ。

そういや晩ご飯食べてないので5分ほど走ったとこにホカ弁とコンビニがあるのでここで晩飯と買い出し。

フェリー乗り場で弁当

再びフェリー乗り場の待合室で弁当を食いながらマッタリ。

台風の影響で出港が明け方になるかもしれんが、当初の予定でも0:30である。

待合室には多くのライダーが。

この台風の中、アホなライダーは自分だけかと思ったが

いるわいるわ 台風の中アホなライダーども(誉め言葉) が。

さて、乗船までの時間は本を読んだり、部屋にあるTVで台風情報見たり。

 

そして気付けば23:00

ここでアナウンスが流れ、23:15にはとりあえず乗船できるとのこと。

しかし、台風の影響で出港は未だ何時になるか不明。

とりあえず乗り込もうとするが、外はものすごい雨と嵐。

フェリー乗り場は雨と嵐

バイク置き場から1分ほどでフェリーに乗れるが、全員カッパを着ての乗り込み。

カッパ装備

今回の北海道へ行くバイク

入り口で外の様子を伺ってたら1人の若い男性がいたので声かけてみた。

どうやら二人で北海道行くらしい。

そして何とかフェリーに乗り込み、部屋に行く。

フェリー寝室

20人単位ぐらいの部屋が10室(もっとかな?)あったのでどこにしようか迷ってたら

先ほど声かけた男性の部屋にご一緒させてもらうことに。

 

風呂に入り、ビールを買ってその男性と乾杯!!

その男性はお父さんと旅をするらしい。

しばらくして他の人も来てワイワイガヤガヤいろんな話をしながら盛り上がり

消灯時間になると自動的に全室の電気が消え、気付いたら眠っていた。

 

本日の走行距離100Kmちょうど。

(計:100Km)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください