雪山ツーリング ~前編~

あけましておめでとうございます

この記事を書いたのは 最高気温が37度以上 となった真夏日です。

2018年後半にさしかかって、まさか あけおめ と書く事になるとは思わなかった。

九州沖縄編が予想以上に大長編になりすぎたのが原因なんだよ。

 

2018年が始まった1月14日、YAMAHA XTZ125が納車されてちょうど半年でもある真冬にキャンプ仲間でおなじみのO先輩からのお誘いで雪山林道ツーリングに行く事になった。

林道でさえまだまだ2,3回しか行った事無いのに雪山行くとかもう自殺行為。

一人だと確実に行かないけど、経験豊富なO先輩が誘導してくれるという事で行く事にしたのであった。

 

と言いつつ、前日の夜に購入したグリップヒーターを付けてけっこう余裕をぶっこいてたKenです。

あ、ちなみに納車半年で5,000kmです。

高速も自動車専用道路も走れない125ccのオフ車としてはよく走ってるほうだと思う。

 

 

トンネルを抜けるとそこは雪国でした

当日の早朝、凍結にビクビクしながらO先輩と待ち合わせ場所である滋賀県の道の駅「琵琶湖大橋米プラザ」へ向かいます。

 

大阪から京都市内までは特に問題は無かった。

国道161号線を北上し、トンネルを抜けると滋賀県に入ります。

 

 

京都市内は特に雪が積もってたりという事はなかったんだけど、トンネルを抜けると…

 

 

 

そこは雪国でした。

 

自分でもびっくりした、あたり一面は銀世界で真っ白。

感動してたものの、いつ地面が凍結状態になるかわからずビクビクしながら走ってたのは秘密。

 

バイパスを降りると前を走ってる軽トラに雪が積もってた。

 

バイパスはさすがに大丈夫だったけど、県道に降りると一気に路肩や道路の真ん中に雪が積もってるのでけっこう運転には集中をしたので疲れる疲れる。

 

 

合流、そして出発

特にコケる事もなく道の駅「琵琶湖大橋米プラザ」に到着。

すると、O先輩がもう到着してた。

 

O先輩のKAWASAKI KLX250 と KenのYAMAHA XTZ125

 

Ken「雪道とか走った事無いから怖いわ・・・」

O先輩「大丈夫大丈夫、フラットフラット」

 

 

という事でO先輩先導の元、ここから国道367号線である通称「鯖街道」に入って北上していきます。

 

周りは雪だらけだけど、道は生活路でもある為か凍結等はしていなかった。

前方の山も真っ白になるほど積もってもいなさそうだし、県道でこの状態だから国道である鯖街道も大丈夫だろう(だろう運転)

 

 

左側に蕎麦屋さんが雪かきをしてたけど、こんな中バイクで走る我々に対して頭おかしい…という哀れな目で見られてた気がする(被害妄想)

 

 

試されるKen

さて、民家を外れいよいよ山の中に入ってきますが、これなら雪景色を楽しみながらのんびりツーリングできるね。

 

ん?

 

 

うわぁぁぁぁぁぁぁ

 

 

アカン、これはアカン!!

 

一気に道路全体が雪で覆われていて死ぬ覚悟をしていたKenですが、インカムで会話してたO先輩は

「まぁ、ゆっくり行けば問題ない」

 

と、マジでこいつ何考えてるんだというKenの思惑をよそにゆっくりではあるけど、O先輩がどんどん進んで行く。

初の雪道を通るKenはもう両足を突きながら時速10kmにも満たないスピードでゆっくりゆっくり進みます。

一人なら完全に諦めて引き返してる…

 

何とか苦労して雪道ゾーンを抜けて一安心。

 

と、油断してるとさらに雪が!!

 

 

しかもこんな道なのに意外と交通量が多く後ろからどんどん車が来ます。

スタッドレスタイヤって凄いな、こんな道でもスイスイ行きやがる…

バイク用のスタッドレスタイヤってあるのかな?(あるらしい)

 

もちろん、車来たら端っこに寄って止まり先に行かせます。

その端っこに寄るだけでもこちらとしては命がけなんだけどね。

 

 

しかし、一度止まってしまうと後輪が滑ってしまい動き出すのが難しい。

さすがのO先輩の滑らせながら再出発

 

 

やっとの事で国道367号線へ合流できました。

交差点の右折ですら怖すぎる…

 

絶景の国道367号線

冬以外はよく通るこの鯖街道ですが、さすがに冬は怖くて来れないので雪が積もった季節に来るのは初めて。

 

相変わらず道は怖いけど、周りは大自然の雪景色で恐怖の中、感動すら覚える。

バイクで雪の中走る事も無いしライダーとしてはこういう景色は滅多にお目にかかれない。

 

カーブでパトカーとすれ違って「おいおい、頼むから事故だけは起こすなよ…」という心の声が聞こえそうでしたが、特に止められたり声かけられたりする事はありません。

 

車のタイヤ跡で右タイヤ側は雪少ないので大丈夫そうに見えるけど、もしコケた場合対向車線に出てしまう危険性があるので左側を走ります。

 

峠を登り切ると比較的なだらかな道になりました。

ただ、気温は氷点下1℃、極寒でグリップヒーターが無ければ確実に耐えられない。

 

 

しかし、積雪何cm?

左側を見るとけっこう積もってる事がわかる。

 

 

この辺に住んでる人は本当に大変だろうなぁ…

スタッドレスやチェーン巻いてる車があったとしてもスーパーとか買い出し行くのにも30分以上かかるし。

実際この辺の雪って4月になっても残ってたりするからね。

 

さて、しばらく進んでると夏によく来る朽木のキャンプ場入り口が見えてきました。

写真左側に見えるごはん家の看板のところが実はキャンプ場入り口でもあります。

ただ、ご覧の通り雪で入れない状況。

さすがにキャンプしてる人はいない…と思う。

 

川の対岸に渡る橋がちょうどキャンプ場の真上を通るんだけど、やっぱりキャンプしてる人はいなかったw

まぁ…積雪50cm以上はあるからやってる人がいたら本当の変態である。

(雪中キャンプやってみたいというのは内緒)

 

 

道の駅で休憩

橋を渡って少し進み、道の駅に到着しました。

この辺りは雪かき等されていて比較的走りやすくなってます。

 

O先輩「うりゃー!!」

バイク止める時にわざと雪の中にツッコむO先輩、楽しそうである。

 

 

という事で、1回も転けずに来れたのは奇跡的かもしれない。

集中しまくって身体に力が入ってたのでもの凄く疲れた…

しかし見てわかるように雪が無い場所はあくまでもほんの一部。

それ以外はガッツリ積もってますね。

 

 

トイレに向かうO先輩

この後休憩所に入るとストーブがあったのでしばらく暖まってました。

実はKenのブーツ内はびしょびしょに濡れてたので靴下を乾かしてたり、対策を練りながらこの後の予定やルートを確認するのである。

 

後編へ続く。

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