プロローグ
2月は11日~13日の休みで2泊のキャンプ予定をしてた。
しかし、11日は寒波で近畿各地で大雪の予報なので、11日はキャンプはせずに笠置キャンプ場までの積雪が無いかなどを確認するために様子見に行く。
大阪から笠置までの国道163号は積雪もなく凍結してそうな夜間や早朝でなければ問題なさそう。
特に問題も無く、笠置キャンプ場に到着。
いるいる、雪降る中キャンプしてるアホな連中(褒め言葉)が。
ほんまよくこんなクソ寒い中キャンプとかやってるよ…
と、言いつつこれなら問題無いと判断したアホなKenは明日キャンプする事を雪降る中決意。
今日はこのまま帰るが、途中和束を北上するルートが早いとGoogleMap先生がおっしゃるので素直に信じた。
素直に信じた (大事なことなのでry
無理です ゴメンナサイ
R15なら手押しでも進めるけど、車体320Kgオーバーのハーレーを手押しでここを進むのはさすがに無理。
もし倒れたら車通りもほとんど無いこの山奥では完全に詰んでしまうので素直にUターンで戻った。
その後は無事家に帰り明日のキャンプの仕度をします。
極寒キャンプ場へ
さて、日付も換わり2/12に再び笠置キャンプ場へ向かいます。
実は11日からTwitterのキャンプ仲間、おうまさんが先にキャンプしてるとの事で合流。
そしてもうおなじみのキャンプ仲間、よっこちゃんもデイキャンし行くという話を聞いたので楽しいキャンプになるはずだった。
なるはずだった。
とりあえず笠置キャンプ場に到着。
おうまさんに手伝っていただきながら、サクッとマイホーム設営。
と、思いきや何と疲労したのかテントのポールにひびが入った。
設営には今のところ問題ないけど、酷使しまくってるからそろそろテント買い替えも検討せねば…
とりあえずこの後ポールの割れたところはビニールテープで補修しておきました。
ひと段落するKen。
そしてよっこちゃんは写真の奥にタープ張ってるのでカップヌードルを食べ歩きしながら挨拶しにいった。
よっこちゃんは今回は電車で来てたらしく、酒飲みながら薪割りしてたw
軽く話してからテントに戻る。
衝撃の展開
気づいたらキャンプ場に救急車が来てる…
寒いから、誰か体調崩したのかな、とそこまで気にかけてなかったけど
パトカー!?
ただ事ではないと思ってたら近くにテント張ってるキャンパーさん夫婦が近づいてきて衝撃の一言を発しました。
???「キャンパーが亡くなってました」
えぇぇぇぇぇぇぇ
横にいた奥さんも「えぇぇぇぇぇぇ!?」
と、もうみんなびっくり。
原因はわかりませんが、みんなの推測では恐らくテント内にストーブ的な物を使って一酸化炭素中毒になったのではないか、という。
すぐ近くでタープ張ってたよっこちゃんは警察から事情聴取されてたらしい…
買出しの時、おうまさんの車に乗せてもらって横通った時はもう救急車はいなかったけど、そのキャンパーさんの車とテントだけが虚しく残ってた。
冬のキャンプは寒さだけではなく、その対策としても危険がたくさんあるので気をつけないと、と思いました。
マスコミとか特に何も来てなかったのでニュース沙汰にはなってないようです。
ご冥福をお祈りします。
買出しから温泉、そして宴会へ
いい気分にはなれませんでしたが、だからと言って我々のキャンプは我々のキャンプなので気持ちを切り替えて買出しに行ってから近くの温泉 笠置いこいの館で冷え切った身体を温めに行きます。
ここの温泉、値段は高めだけど弱アルカリ性でpH8.3で肌がヌルヌルする。
内湯は広く、温度はちょうどいい感じ。
露天風呂もあるけど、内湯の広さに対してかなり狭い。
5人ぐらい入ったらけっこういっぱいいっぱいな感じ。
まぁ、混んでなかったのでおうまさんとゆっくり浸かってました。
温泉の後はやっぱりコレ!!
さて、キャンプ場へ戻った時に管理人のおばちゃんも「亡くならはったんよ~」と少しショボーンとした感じで言ってましたが原因はやはりわからず。
さて、戻った我々はご飯の仕度。
おうまさんが薪にする端材を大量に持ってきてたのでガンガン燃やします。
焚き火は良い…
おうまさんが持ってきたたくさんのお肉をいただきました(^q^)
他に鶏肉とかもいただきました。
お互い、あまり多くを語らず静かに焚き火に温まりながらマッタリしてました。
極寒の夜
さて、キャンプの時は常に温度計を持参してるんだけど冬キャンの楽しみの一つ、気温がどこまで下がるかのチェック。
20時前の気温を確認すると…
この時間でやっと氷点下。
しかし、時間が経つにつれて気温は下がり…
氷点下4度まで下がりましたー
12月に同じ笠置でキャンプ忘年会(総勢30名ほど参加したアホ共)した時はマイナス5度まで下がってたけどそこまで寒さを感じなかったのに今日は物凄い冷えようでした。
寒いけど気温が下がると逆にテンションが上がるKenでした。
火が消えないように薪をくべ、夜が更けていくのであった…
さて、そろそろ寝ようとテントに戻ってシュラフに入ったんだけど、コットの下の空間に冷気が溜まり、マイナス15度までイケると公式には書いてあったNANGA600のシュラフでも冷えて寝られない寒さ。
そんな事もあろうかとカイロを20個買い込んでたので足元に2つ、お腹、胸元、首辺りにそれぞれ入れて何とか暖を取って寝られるようになった…
冬のコットはちょっと対策を考えるか、冬以外だけに使うなど考えねば。
無事起床
特に急ぐこともないので朝は9時頃までゆっくり寝てた。
朝はそんなに寒くなかったのが救い、そして無事生きてた事に喜びを感じながら起床。
さて、朝ごはんは味噌煮込みうどんに昨日の食材の余りをぶち込む。
実は昨日酒飲んで吐いたので腹ペコ。
味噌煮込みうどんをガッツリ食べ、そして焚き火しながらお昼ぐらいまではマッタリ。
おうまさんはKenが持ってきた ゆるキャン△3巻を読み、わたくしは食べたりないのでポテトを揚げてました。
ゆるキャン△は超可愛い女子高生がキャンプする漫画、アニメ化も決定してるキャンパーにとってはバイブル的な漫画なのでぜひぜひ読んでみてください。
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霰(あられ)と雹(ひょう)の違い
さてさて、宣伝もしたところで撤収をします。
ほぼ撤収完了という時に霰(あられ)?雹(ひょう)?が降り出して痛かった!!
おうまさんと二人で空からの攻撃を受けながら霰(あられ)と雹(ひょう)の違いについて語ってたのである。
撤収しながらなのでググってなかったけど、帰ってからググると直径5mm未満の氷粒が霰(あられ)で5mm以上が雹(ひょう)らしい。
測ってないけど、多分5mm以上あったので雹(ひょう)にしておこう。
撤収が完了すると雹(ひょう)も止んだのでさっさと帰るのであった。
帰り、コンビニに寄って改めて自分のバイクをよく見ると…
きちゃない!!
12月のキャンプでこけた時に凹んだタンクが余計に悲惨さを物語る…
ごめんよ、次の休みにちゃんと洗車するからね…
という事で衝撃の展開だった今回のキャンプ、極寒もあいまって冬キャンの恐ろしさを実感したキャンプでした…
早く暖かくなれ!!