2003年8月30日から5日間という短期間で高校陸上部時代の友人N君と一緒に九州にツーリングに行った時のお話し。
前回までのあらすじ
ミルクロード
ここからは県道339号、「ミルクロード」と言われる道です。
単調な道がずーっと続きますが、気づけばかなりの標高まで上がってました。
左側に草原、右側は展望になってて阿蘇の街が一望できます。
左右全く異なった風景です。
途中、馬がいたので思わずバイク止めて撮りました
すぐ前で見れたのでここで今回のベストショットをお披露目します。
髪のなびき方が何とも言えない味を出してます。
おとなしい馬でした。
もう少し行けば展望台もあり、そこでちょいっと休憩。
ここからの眺めも素晴しいです。
空と山の境界線見えるでしょ？
ここからずっとこの境界線の部分を走るのです。
道はどんな感じかと言うと・・・
こーんな感じ。
ここから国道212号に入り、国道387号を経由して
県道何号かわからんけど2車線の爽快な道をひたすら飛ばしました。
気づけば大分県に入ってます。
今日はこの後久留米まで行ってラーメンを食べ、そのままキャンプです。
国道210号に入れば今度は福岡県に突入。
時間も夕方になり、街中に入ったのでだいぶ車が増えてきました。
国道は混んでるので県道151号に入ったとこでKenのバイクから何か金属音が聞こえてきます。
どこから聞こえてて何がなってるのか全く不明。
かなり気にしながら走ってましたがどうやら何もなかった様子。
そのままツーリングマップルに載ってるお勧めのラーメン屋
「大龍ラーメン」ってとこで晩飯（と言ってもまだ18時前）
福岡ならではのトンコツラーメンで意外にもおいしかった。
唸るほどではなかったけどね。
これです、これ。
それと最近野菜食べてないので「たこサラダ」を頼んだけど
これがお世辞にも美味しいとは言えなかった。
ってか、たこをマヨネーズみたいなドレッシングで和えてるだけで
野菜入ってへんやん！！
とつっこまさせていただきました。
心の中で
さて、腹をいっぱいにした我々はキャンプ場へ向かいます。
その前に酒とツマミの調達。
コンビニで買い込み、そこから兜山キャンプ場ってとこに向かいますが、夕方で道は大渋滞。
全然進みません。
しかもだいぶ暗くなってきた上に細い道が多く迷いまくりました。
30分以上迷ったかな？
そして一度N君とはぐれてしまいます。
はぐれた時はとりあえずはぐれる寸前のとこまで戻ればいいのです。
そしたら相手も気づいてとりあえず戻ってきます。
そして予想通りN君も戻ってきて再び合流。
途中で交番見つけてお巡りさんに聴き、道はわかりました。
山の中なので峠をDragstar ２台で攻めていきます。
標識も見えて何とか辿り着けました。
やっとの思いで着いたのが夜8時ごろ。
山の中なので辺りは真っ暗です。
早く腰を下ろして酒飲んで宴会して寝転びたいもんです。
が
今日は9月1日でした。
まさかこんな事態になるとは思いませんでしたよ。
キャンプ期間は8月31日までです
そう、9月になると客が来ないので
もうキャンプ場はシーズンが終わって閉まってました。
入り口の門までしっかり閉めてありゃ、どーにもなりまへん。
真っ暗な山中で絶望になる我ら。
とりあえず他のキャンプ場を探そう。
という事で走り出します。
この山から下りないとキャンプ場なんてないので
泣きながら走ってました。
そして道が3つに分かれてる部分があり、どれに進んでいいのかわからないとこに
1台の軽トラックがいたのでその兄ちゃんに道を聞きますが
兄ちゃんもようわからんみたいです。
自分の帰り道はしっかりわかるくせに
「多分こっち行ったら下りられると思いますよ～」
という言葉を信じて左の道を行きます。
カーブが多いのでN君に前に行ってもらい
何とか下りられました。
途中、公園みたいな広場があり、他にキャンプ場もない事から
この公園で夜を明かす事にします。
しかしよく見るとここもキャンプ場みたいで
キャンプ期間は同じく8月31日までです。
しかし、門もなけりゃ管理棟もなくて普通に公園になってるんで
ここにバイク止めて落ち着きます。
一応連絡先みたいのが看板に書いてあったけどしません。
ので、何かあった時にすぐに動けるようにテントは貼らず
銀マットを敷いて寝袋で寝ることにしました。
腰を下ろした我々は乾杯して疲れを癒しますが
とにかく虫が多い多い。
蚊もいっぱいいます。
そこでN君の秘密兵器登場です。
蚊取り線香～（ド○えもん風に）
救世主です。
・・・と思いきや室内でないので全然役に立ちませんでした。
使えねー
何とか疲れと酒の力で眠くなって
蚊に刺されないように寝袋に潜り込んで就寝。
本日の走行距離273.8km
